「大徳川展」に行ってきましたよ

ちょうど年パスを更新する用事もあったので、国立博物館で開催中の「大徳川展」に行ってきました。うすぼんやりと甘く見ていましたが、人出すっごいな!ということにまず驚愕。展示内容を見たらそれも納得な感じのラインナップでした。書だの掛け軸だの鎧だの刀だの嫁入り道具だのと大変に多彩で、わたしもう向こう10年分ぐらいの葵の御紋は見尽くしたよ!というような勢いでした(もちろん印籠もありました)が、個人的には能衣装と茶器がよかったです。特に、今回初めて出たという「唐物文琳茶入」がうつくしかった。実に端正なものでした。いいものを見た。
あと、なんとなく欠かせないのが東洋館にいるミイラの人をちょっと眺めておくことなので、そっちにも行ってきました。わたしはかれこれ10年以上そのミイラの人を「そんなに地位が高くなかったから木棺が無地なんだろう」と思っていましたが、今日見てみたらきちんと彩色された木棺の上から黒い液体がかけられていたということが判明、おまけにその彩色木棺の詳細も赤外線カメラで判明したということで、解説パネルが増えていました。ごめんミイラの人!永遠と復活を願っていたところを東洋に連れてこられただけでもかなりどうかと思うのに、いらん誤解まで!