身近な毒草

アジサイの葉を食べて食中毒になったというニュースがありました。世に毒草は数あれど、アジサイの葉は知らなかった。わたしでも桜餅みたいに出されたらきっと間違える。考えてみれば、そこら中に生えているツツジの花をむしって蜜を吸い、遊園地に遊びに行けばプランターサルビアを同じように襲い、空き地でヘビイチゴを見付けてこれは一緒にいた子が食べて、ついでに通りすがりのバッタやかたつむりを捕まえたりしている子供でした(これは食べてない)。今思うとよく身体を壊さなかったものだと思いますが、試しに検索してみたらそれはもう世の中毒草だらけでした。考えてみれば他の動物に食べられることを処世術にしている植物の方が割合として少なくて当然だ。
ついでに毒草というと思い出すのが昔々に読んだミステリで、詳細は忘れましたがカレーに入れるローリエキョウチクトウとすり替えて殺人を試みるというものがありました。いくら被害者が料理しない設定だからって葉の外見がまったく似てないだろう。と、つっこんだところまでは覚えていますが作者名も作品名も何もかも忘れました。そういえば、そろそろキョウチクトウの花が咲くなあ。楽しみだ。