ピアノリサイタルに行ってきましたよ

紀尾井ホールは、気負うホールなんだよなあと思いながら行ってきましたよ「菊池洋子 モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会第4回」。今回が最終回で、わたしは今回のみ申し込みました。紀尾井ホールは相変わらずいい感じでした。好きなホールですが行くとなると毎回ちょっと緊張します。上野の文化会館みたいに「また来たよ!」みたいにならない。四谷駅から紀尾井ホールまでの桜並木は二分咲きぐらいで、お花見の人もけっこういました。
今回は有名どころというか超有名、誰でも知ってるだろうという知名度ピアノソナタが中心でしたが、わたしの目当てはちょっと地味なピアノソナタ第5番ト長調(K.283)でした。前半3曲の中で真ん中に配置されていたのですが、三兄弟の真ん中って地味だよねみたいな印象になっててちょっと面白かった。演奏は前半がフォルテピアノ*1で後半はモダンピアノ*2でしたが、今回の演奏だとモダンピアノの方が好みでした。好き嫌いとか似合うの似合わないのは主観なのであくまでわたしの印象ですが、フォルテピアノの方はちょっと速い軽い感じ。
ちなみに前半の1曲目はロンド ニ長調(K.485)、3曲目はピアノ・ソナタ第11番 イ長調(K.331)「トルコ行進曲付き」でした。リンク先はようつべで、演奏者は両方ともギーゼキングでございますよ。他にもいろんな人が弾いてるので、聞き比べるのも面白いかもしれません。

*1:現在のピアノの前身、ペダルがないとか68鍵とか違いはいくつかあります。モーツァルトの時代に主流だったピアノはこれ

*2:現在の形になった、88鍵のグランドピアノ