「有罪×無罪」をやってますよ

裁判員制度のタイミングに合わせて発売された「有罪×無罪」をやってます。体験版がびっくりするほど面白かったので期待して始めてみましたが、これはまた期待以上の…重さ…。プレイヤーの名前と性別を入力するので、名前を呼ばれるとちょっと動揺しました。漢字が入力可能なゲームは基本、本名プレイです。
自分自身が裁判員の一員となり、事件を細かいファクターに分けてを他の裁判員や裁判官と協議していくことで、起訴事実に関して被告人は有罪かそれとも無罪か、それであれば量刑をどう決定するのかまでプレイヤーに委ねられます。*1もちろんゲームなので途中で衝撃の新事実が!なんかの演出もありますが、基本的にはものすごく地味で堅実。とは言え、ちょっとしたコメディっぽいやりとりもあったりして重苦しいばかりでもありません。登場人物が個性の違いはあれど、リアルで好感もしくは共感の持てる人物に描かれているのがいい感じです。検察官は被告人質問が意地悪いですが、立場を考えたらあんなものだろうかしら。
ファクターは「この時点ではどちらとも言えない」という結論に置くこともできますが、評議は何度もやり直しがきくので、他のファクターを協議していた時にわかった事実があるからこれもう一度、と議題にして結論を出す、もしくは変更することが可能なのがいいところです。評決を採るまでにファクターを有罪側か無罪側か、二転三転させることも可能。
今のところ、第一話「鬼嫁放火殺人事件」が真相究明度 100% で終了。今回はたまたまこの結果になりましたが、真相がすべてわからなくとも判決は出るようです。これは面白いけど、すごくしんどい。実際のプレイ時間よりもすごく長くやっているような気持ちになります。

*1:とは言え評決は多数決だし量刑ももろもろ考慮して決めるので、プレイヤー=決定権、という感ではないです。