【PSP】「金色のコルダ3」をやってますよ

主人公が好きになれない(ついていけない)恋愛 SLG は続けるのが難しい。
ジャンル的には女性向け恋愛 SLG、いわゆる乙女ゲーですが、1と2はそれ以上にクラシック奏者育成シミュレーションゲームでした。高校生の主人公が学校の内外で腕を磨き、アンサンブルを編成し、揉め事があれば仲裁して親密度が上がると攻略キャラが落ちるという感じ。今回はその育成部分がやたらぬるくなっていて、ぬるいだけならまだしも演奏可能な楽曲は減っているわ、攻略キャラの頭数はやたらといるけどアンサンブル編成はほぼ固定(ヴィオラとチェロが1人のみ)という状態で、音楽面は期待しないでおこう…なんかマエストロフィールドとかいう必殺技みたいのも出るっていうし…と思いつつ始めました。
このへんは「本当のタイトルは『コルダの王子様』」だと思っておけば意外となんとかなりました。

キャラ攻略は、攻略可能キャラが12人もいるのにゲーム期間が1ヶ月半ぐらいしかないというのがあり、全体にせわしない印象です。幼なじみ兄弟以外に元からの知り合いがいない転校生なのに、主人公が「俺に惚れろ!」と言ったか言わないかぐらいの勢いでイベントが起きます。そして無個性設定なのに動くところは勝手に動き、地の文として書かれていることが相手に向かった台詞のような扱いになっていることがあり、僕にこの手を汚せと言うのか的な選択肢をプレイヤーに突きつけるなど、なかなかスリリングです。選びようがない。あとあの横浜は時空がゆがんでいる。プール行って遊園地行って違う相手と2回練習をしてそれでやっと午前中が終わりとか何かおかしい。全体的に詰め込みすぎ、説明不足、展開の唐突さを感じました。攻略対象も謎の思考と言動ですが、無個性なはずの主人公の心の動きについていけないのがつらかったです。

とは言え、あのイベントは面白かったとか攻略対象同士に結構つながりがあるので仲が良くていいとか、そういう点もありました。至誠館はみんないいですね!あいつらまとめて部活してるところを眺めていたいかわいさです。あと、東金がお前暑苦しいんだよ主に顔が。とかひどいことを思っていて、攻略してもその評価は別に変わらなかったんですが意外と音楽のことで真剣に付き合ってくれてよかったです。ハルと七海のチェロ1年2人が予想外によかったのもちょっと驚きました。最初は、おおチェロ投棄犯(未遂)がやってきた。ぐらいだったんですが、構ってみたらいい感じだった。
2周して攻略済のキャラは、ハル・八木沢・火積・東金・天宮・七海です。一応半数はいった。