【映画】「セラフィーヌの庭」を見てきましたよ

岩波ホールにて。あまりの間の悪さとすれ違いのもの悲しさに、ちょっと心が折れそうでした。
19世紀末に生まれ、20世紀に見いだされた素朴画家、セラフィーヌ・ルイと、画商ウーデの物語です。貧しい家に生まれ、家政婦として日々を過ごすかたわら、絵を描くセラフィーヌと、セラフィーヌが働いている家に間借りしたことがきっかけでその絵を見いだした画商ウーデの出会いから物語は動いていきます。第一次世界大戦などの政情不安、もともとあったセラフィーヌの不安定さや大恐慌などが重なり、セラフィーヌ個人としての生涯は決して楽なものではなく、幸せな最期でもなかったようです。ただ、ウーデにより彼女の作品は現在まで残り、評価されています。それがいいことなのかどうなのか(セラフィーヌは「守護天使のお導きで絵を描くようになった」という人)、どうなんだろうな。
セラフィーヌ役の女優さんが、とても印象深かったです。今、恵比寿でやってる「ミックマック」にも出ているらしい。