【映画】「英国王のスピーチ」を見てきましたよ

すごくよかったです!楽しくのめり込める映画でした。
実在の国王、ジョージ6世は、自分の吃音(どもり)を克服しようとして出会った風変わりな言語療法士と、反発しつつトレーニングを積み、吃音の原因を探り、行きつ戻りつもスムーズな言葉遣いを身に着けようとしていきます。その間の王室や世界情勢はスムーズに平和にはいかず、第二次大戦前夜、「王の言葉」を求める民衆に対して、スピーチを行うことになります。
自分が人前でしゃべるのが非常に苦手なおかげで、普段以上に感情移入して見た気がします。人がこちらに注意して、何を話すかを待ってくれているあの空気、そして背負うものの大きさ重さが桁違いでなおかつ他の人はその役目を負えないということ、戴冠式の「宣誓」の重さなど、時々ちょっと泣きながら見ていました。
全体的には細々と笑いどころが散りばめられているし、国王と言語療法士のオフィシャルな部分と父親としての顔はどちらもよかったし、奥方がまたいいのです。いつも寄り添って励まして見守ってくれる。吃音があろうとなかろうと家族のあたたかさ優しさは申し分ないというのが、とてもいいものでした。あと、ちょっとだけいたチャーチルがいい味すぎた。好き。
しかし王妃の中の人が「この映画、おっさん2人のロマンスですよね」と言ったとか言わないとかはどうだ。違和感がない。