【映画】「人生、ここにあり!」を観てきましたよ

いいものを観ました。もっといろんな劇場でかけようぜこれ(東京だとシネスイッチぐらいでしかやってない)。
1980年代のイタリアで実際にあった、精神病院を閉鎖し、患者たちを自立した労働者として扱うという動きを元にした映画です。映画の中でたびたび語られる「組合」が、日本でいうところの労働組合をイメージしていいのかな?と思いながら観ていましたが、作中では共同体という感じでした。
ややこしいテーマを扱う映画だし重い展開もやりきれなさもありますが、全体に流れる前向きさ、誰かが動けなくなっても他の誰かが一緒に先に進んでいこうとする動きが見えるのがとてもよかったです。あと、個性というにはずいぶん強いけど個性を活かした各々の役割をていねいに描いていて、そこもよかったです。理事長がなあ。最高です。
夢のような実話だと思いましたが、これが夢じゃなくてまあまあ普通だよね、ぐらいになればいいなあと思ったことです。