最近読んだ本

友達におすすめされたり、読みたいなーという本が一定数に達したのと、携帯ゲーのターンが一段落ついたので図書館へ。今のところ読んだ本をざっとリストアップ。

川上弘美「夜の公園」(中央公論新社
佐藤賢一ジャンヌ・ダルクまたはロメ」(講談社文庫)
西尾維新零崎軋識の人間ノック」(講談社ノベルス
山田宗樹嫌われ松子の一生」(幻冬舎文庫

「夜の公園」は、なじめないままに読了。というか、「気が遠くなるぐらい繰り返された軋轢」の詳細や描写がほとんどないのが不満というよりいっそ不思議でした。普段は心地いい消化不良があるけど、今回はただの消化不良の感。「ジャンヌ〜」は短編集。相変わらずキャラクタが強い。グダグダな証文の話と、イザベラ女王の話が好きでした。西尾維新を読む時には、伏線とかキャラクタとか特に覚えようという努力もせずにつるつる進めるのでそんな感じに。この手の世界観に反発を覚えずに流し読めるようになったのは、成長の証か老化の証か。どっちもか。「嫌われ松子の一生」は、おすすめされたのでこの機に。松子が最初につまずく一連のできごとは、スケールの違いはあれど覚えのない心の動きと展開で背筋が凍る思いでした。読んでよかったなと思えた本。それなのに巻末にひどい解説がついてたので、最後の最後でなんだよもう!という気持ちになったのがちょっと残念でした。作品に罪はないだけに余計にそんな感じ。