【映画】「エリックを探して」を見てきましたよ

よかったです。でもやっぱり、エリック・カントナという選手について調べてから行けばよかったー。
だめなおっさんが変わっていく映画です。運命的に出会った妻とは別れて、娘とはいい関係を結べているけど再婚相手の連れ子2人との関係はいまいち…というような環境にある主人公が描かれ、どよんとしているところに、大ファンであるサッカー選手、エリック・カントナが現れます。このカントナは「イマジナリー・フレンド(想像上の友達)」ですが、ふと現れては皮肉っぽくフランス語でことわざを語ったりする人物で、「才能も話題も大きかった」と映画の中でも評される人物なのだろうなという感じは伝わってきました。主人公がカントナの大ファンなので、おそらくあのイメージは一般的なカントナ像とかなり近いものがあると思います。
長いことすれ違った奥さんとの関係を修復していく様や、主人公の周囲の人たちの個性と絆の強さなど、とてもいい雰囲気の映画でした。しかしそれにしても、「カントナ作戦」の絵面がちょっとすごすぎて、感動していいのか唖然としていいのかなんかもうよくわからないよ!みたいな気分になりました。あれ市販されてんのか。
「人生最高の瞬間は?」と、何度も聞くシークエンスがとてもよかった。スポーツってはっとするほどうつくしい瞬間があって驚くことがままあります。