【映画】「グリーン・ホーネット」を観てきましたよ

なんだもうお前らがくっついちゃえよ。いろいろはかどるぞ。
みたいな感じでしたなんだあれは。ギリギリまでミシェル・ゴンドリー作品だと知らず(だって邦題がまともだったんだ*1)、あの人がアクションというかヒーロー物?の映画を撮るのもなんだか不思議な感じがしたので、どうかなー。と、楽しみに行きました。やっぱり正義の味方を成そうと思うと、チートキャラは必要ですよねー。「キック・アス」のヒットガールを見た時もそうでしたが、助手が強すぎてなんだか笑ってしまいました。あれ何かのパロディなのかしら。
主人公が「だめな二代目」のテンプレートを踏襲してしすぎて破壊する勢いのだめさで、ああもうこいつだめだ面白い…みたいな気持ちになりました。全体に演出が過剰な感じで、ものがガンガン壊れる映画だったので、あのぐらい私利私欲というか目先の楽しさでヒーローになるぜー、みたいなのはちょうどよかったかもしれません。そういえば登場時も終盤でも、ガラス割りまくってたけど、あれは今回のこだわりなのかな。「悪と戦う」とか「父親との確執と和解」などの定番テーマを押さえつつ、楽しい映画になっていました。悪役の非情さと間抜けさもいい味が出ていました。アクション映画の「だいたい先の展開わかるんだけどはらはらする」感じは楽しい。
ところで 3D 版を観たのですが、字幕とエンドロール以外どこが立体的だったのかわかりませんでした…見るの下手なのかな。

*1:「Be Kind Rewire」の時がひどすぎた。なんでこれが「僕らのミライに逆回転」になるわけ!