【映画】「エル・ブリの秘密」を観てきましたよ

料理というよりもう現代アートだなあれ。
かつてスペインにあり、ミシュラン三つ星レストランとして名をはせた「エル・ブリ」のメニュー開発と厨房などを見せるドキュメンタリー映画です。1年のうち半年だけ開店し、残りの半年はメニューの開発に費やすというレストランは、客に驚きと新しさを提供することを信条とし、ひとつの料理をいろいろな食材で試し、調理というより化学実験のような手順を踏んで新メニューを開発していきます。
撮影と編集にあたっては、おそらく相当な制約があったのだろうと思わせる映像でした。手元をほとんど映さないのは、おそらく許可されなかったのだろうし、ナレーションなどもないので、エル・ブリそのものや料理に対する基礎知識がないと、懲りすぎてて何を作っているのかわからないレベルの複雑さをもった料理でした。
ただ、素人目にもすさまじいこだわりと手間暇、考え抜かれた何かの結晶であることは伝わってくるクオリティだったのがすごかった。ちょくちょくアジアや日本の食材が顔を出すのも面白かったです。醤油とか抹茶とか使ってた。
ところで、オブラートで薬包むのって日本だけなの…?